フィギュアスケート女子の宮原知子(19=関大)が10日、5位となったグランプリ(GP)ファイナル(名古屋市ガイシプラザ)のエキシビションに出演した。白を基調に赤が入った衣装で登場し、3回転ルッツやダブルアクセル(2回転半)を成功。美しいスケーティングで歓声を集めた。

 8日のショートプログラムは3位だったが、9日のフリーでジャンプの3カ所の回転不足などが影響して順位を落とした。それでも6人中5人が合計210点を超えるハイレベルな戦いで、宮原も213・49点をマーク。2位のソツコワ(ロシア)とは2・79点差で「周りのレベルも上がっているけれど、自分の点数も去年より上がっている。周りのレベルに食らいついていけるようにしたい」と笑顔で意気込んだ。