バレーボールのVリーグが開幕戦が各地で行われ、茨城では女子1部昨季最下位のヴィクトリーナ姫路と同9位の日立リヴァーレが対戦。Vリーグで初採用されたスコートユニホームを着て戦った姫路は2-3で惜敗。注目の「スコート」デビュー戦を白星で飾れなかった。

テニスやゴルフで着用する選手が多い女性用のスコートを着用した姫路の選手たちが、開幕戦で粘りを見せた。昨季1勝5敗と大きく負け越していた日立を相手に、オポジットの田中や金杉らが得点を重ねて一時逆転。その後日本代表セッターの佐藤を投入するなど反撃に転じた日立に4セット目、最終セットを取られ、競り負けた。中谷監督は「経験値の少ない若いチームだが、フルセットにまでもつれる展開ができた」と選手の頑張りをたたえた。

試合後の記者会見ではスコートを着用した感想について質問があり、選手たちから「スコートを着ていることで、いろいろな人が見ることになるので良い機会」「短パンよりも動きやすい」「他のチームが挑戦しないことをするのは刺激的」など高評価だった。主将の貞包は「初戦でさっそく、お披露目できてうれしかったです」と喜んでいた。

【平山連】