柔道のグランドスラム・トビリシ大会に出場したパリ五輪代表内定選手が26日、羽田空港に帰国し、女子78キロ超級で5位に終わった東京五輪覇者の素根輝(パーク24)は「全試合を通して思うような柔道ができなかった。実力が足りない」と険しい表情で振り返った。

主要国際大会では初めて表彰台を逃した。昨年5月の世界選手権以来の実戦で試合勘に不安を残した。7月開幕の五輪へ「改善する部分がたくさんある。一日一日を頑張るしかない」と自らを奮い立たせた。

男子73キロ級で3位の橋本壮市(パーク24)はリードされた場面での冷静さを欠いた試合運びを反省。「課題を修正し、五輪で金メダルを取れるようにやるだけ」と気を引き締めた。