女子200メートル個人メドレー(運動機能障害SM10)で池愛里(18=日体大)が優勝した。

 午前9時すぎに行われた予選でいきなり2分37秒08の日本新をマーク。自らが7月にドイツの国際大会で記録した2分38秒35を更新したが、決勝では2分39秒33とタイムを落とした。それでも世界選手権(30日開幕、メキシコシティー)へ向けて追い込んでいる最中だけに表情は明るい。

 「もう少し持久力をつけたい。練習環境には恵まれていますから」。今春、東京成徳大高から日体大に進学した。左足首にまひがあるが、健常者の部員と同じメニューをこなしながら力をつけてきた。

 昨年のリオでは7種目すべて予選で敗退しただけに、今回の世界選手権では100メートル・バタフライとの2種目で決勝進出を目指す。