11R優勝戦は遠藤エミ(33=滋賀)が、イン逃げで快勝。女子獲得賞金1位で年末のクイーンズクライマックス出場を決めた。

隙を与えない完勝だった。堂々と予選トップ通過の遠藤がイン速攻を決め、16、17、19年に続き、4度目の大会&G2制覇、今年7度目、通算36度目の優勝を飾った。西村美智子がまくり差し追走の2着。追い上げた平山智加が3着に入った。

ノーミスの立ち回りだった。スタートはコンマ11のトップ。1Mでハンドルを入れると一気に加速した。「優勝はうれしいです。勝手にターンマークの方に押してくれた。いい調整ができました。安心して回れたた」。シリーズを通し、確かな貫禄を見せつけた。

年末のクイーンズクライマックス(QC)は7年連続出場。16年平和島以来、2度目のトップ選出となった。「年末に向けてさらに気合が入ったというか、優勝を目指して頑張りたい」。すでに出場当確圏のSGグランプリシリーズでさらに経験を積み、完全優勝した17年大村以来のQC制覇を見据える。