予選トップ通過の大山千広(27=福岡)が、準優12Rを逃げ切って、優勝戦の1枠をつかんだ。

序盤は出足が気になっていたが、中盤以降で仕上げてくるあたりはさすがだ。「今節の中では準優が一番良かった。乗り心地、グリップ、タイムも出ていました。伸びが落ちることなく、行き足も良くなっていました。ペラのラインが見つかって、それを試したのが良かった。気象条件が変わらなければ、微調整でいきます。準優の足なら何も不満はないですよ。実森(美祐)選手とは同じぐらいだと思う。スタートだけは、もう少し行きたい。コンマ10を目指します」と、機力には胸を張った。

昨年10月の丸亀で骨盤骨折の重傷を負ってから、復帰して5節目。「安心して乗れるし、復帰後では一番チャンスがあると思う」。鮮やかにVをもぎ取り、復活をアピールしたい。