石野貴之(41=大阪)が1番人気に応える逃走で、4年ぶり2度目のグランプリ制覇を果たした。5月芦屋オールスターに続き、SG年間2冠。通算では11度目のSG優勝となり、山崎智也(引退)、瓜生正義らに並ぶ3位タイに浮上した。グランプリシリーズ優勝戦は深谷知博(35=静岡)が2コースまくりで制し、3度目のSG制覇を飾った。
最終2Mを回ると、スタンドに向かって石野は右手を突き上げた。ピットでは松井繁、田中信一郎ら大阪支部の仲間が笑顔で出迎えた。ウイニングランでは、スタンドをぎっしり埋めたファンから「石野コール」が起こった。「あれだけのお客さんがいて…しっかりスタンドを見て走って、ひときわ感慨深いです」と振り返った。
展示と進入が変わっても、全く慌てなかった。本番は13452・6。インからコンマ12のショットを放つと、全く危なげなく1Mを回り独走態勢。「負ける要素はなかった。しっかり回転を合わせて、仕上がりは問題なかった」。自信を持って臨んだファイナル。完璧に逃げて、ファンの期待に応えた。
前検日から勝負強さを発揮した。エンジン抽選では“再会”を願っていた88号機を引き、ガッツポーズ。5月ラピートCで駆り優勝を飾った同機を相棒に、トライアル2nd1回戦は3着。2回戦の抽選で1枠を引き、逃げ完勝。3回戦は4カドから一気にまくった。最後の逃走劇に至るまで、勝負強さを見せ続けたシリーズだった。
2度目のグランプリ制覇で11冠目。SG優勝回数で歴代3位タイに浮上。2位・松井繁の12冠にあと「1」まで迫った。「来年はメモリアルとダービーに照準を合わせます。松井さんまであと1? その2つのレースを勝って超えたいです」と力強く語った。メモリアル、ダービーを勝てばグランドスラム達成。その先にはグランプリ連覇が待っている。





















