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ヴィルシーナ大魔神G1欲しい/エ女王杯

5月19日、東京競馬場の出張馬房に到着したヴィルシーナと佐々木オーナー
5月19日、東京競馬場の出張馬房に到着したヴィルシーナと佐々木オーナー

 今週メーンは秋の女王決定戦、エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル、11日=京都)が行われる。

 ヴィルシーナ(牝3、友道)のオーナー・佐々木主浩氏(44)が悲願のG1制覇への強い思いを本紙だけに語った。わずか7センチ差に泣いた秋華賞から約3週間。同馬で4度目、通算6度目の挑戦での戴冠に強い自信をみなぎらせた。

 女王杯への意気込みを尋ねると、落ち着いた口調が一変した。佐々木氏が熱い思いをはき出した。

 「今回は欲しい。相当にね。きっちり取りたいという気持ちでいます」

 ヴィルシーナで臨む4度目のG1。牝馬3冠で先着されたジェンティルドンナは出走してこない。宿敵不在のここは負けられない。

 「ジェンティルは骨格を見ても筋肉を見ても、牝馬じゃない。もう牡馬だよ(笑い)。牝馬3冠であの馬に勝てなかったのは残念だけど、どこかで再戦し、勝ちたいと思っている」

 秋華賞の惜敗が、よりG1への思いを強くした。7センチ差だったゴールの瞬間、陣取ったゴンドラ席からはわずかにヴィルシーナが先着しているように見えた。

 「見ていた角度がね…。勝ったと思った。競馬の後はそりゃあ落ち込んだ。グタッとしたまま、その日のうちに東京に帰った。酒を飲む気にもなれなかった」

 ヴィルシーナの走りとスタッフの仕事は限りなく完璧だった。だからこそ、悔しさもつのる。

 「勝つにはあの形しかない。内田騎手は素晴らしかった。ただ、チェリーメドゥーサの仕掛けがちょっとだけ早かった。岩田くんが慌てて、ジェンティルの追い出しも早くなった。最後は展開のあや。厩舎も騎手もいい働きをしてくれた。その部分には感謝です」

 敗戦の悔しさの中、あらためて強さも感じ取った。

 「あと50センチ早く馬体が並んでいれば違っていた。差し返す根性を見せた。この馬は生まれた時からおとなしくて、競馬だけスイッチが入る。普段は優等生だけど、あの闘志はさすが」

 女王杯が秋3戦目だが、激戦後でも上積みはある。

 「秋3走は予定通り。まだまだ成長途上の馬で、厩舎も大事に使ってくれている。むしろこれからが楽しみだと思っている」

 悔しさを知るからこそ、喜びも大きくなる。今度こそG1の勲章が欲しい。【取材、構成=鈴木良一】

 [2012年11月9日9時46分 紙面から]




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