日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(63)が熱望していた異例の国内組代表候補ミーティングが20日、都内ホテルで開催された。Jリーグに所属する代表候補に、帰国中のGK川島永嗣(32)も急きょ加わり、計27人が約1時間半の“代表招集”。来年16年は体脂肪率12%以上の選手は招集しないと通達されるなど厳しさ全開。年の瀬に、もう1度ハリルの考えを注入された。年内のA代表の活動は、この座学とランチで終了した。
参加者27人が見つめるボードには「12」という数字が書き込まれたという。ペンを持つのはハリルホジッチ監督。「12」は就任以来叫び続けてきた体脂肪率だった。「最大の数値、それを超えてはいけないと伝えました」。指揮官が報道陣に具体的数値を明かすことはなかったが、関係者によれば12%以上の選手は招集しないと通達したという。就任以来合宿のたびに計測。15年は猶予期間だったのか12%以上の選手も呼んで起用していたが、16年はより厳しくなる。
ポジションごとの指示も飛んだという。
GKには「常にチームを引っ張れ」
DFには「セットプレー後にはダッシュして戻るように。日本人は歩いて戻ることがクセになっている」
「サイドバックは相手にもっと寄せろ」
MFには「スプリントの回数が少ない」
ここでFW宇佐美の名を挙げ強く意識付けた。
FWには「左右両足で得点できるようにしろ」
次々と改善要求した。
すべてのお手本はクラブW杯王者。「バルセロナを見ろ。自分と同じポジションの選手を見るんだ」と続けた。まさにハリルの独演会。忘年会シーズンだがそんな雰囲気は皆無だった。
年内最後の異例の活動を終え、指揮官は「よい選手であれば呼ぶ。海外だろうが国内だろうが選手は差別しない。つまりA代表は全員に開かれているということだ」と締めくくったが、今後体脂肪率12%以上の選手は招集されない。就任2年目はより要求が厳しくなる。【八反誠】

