なでしこジャパン佐々木則夫監督(57)も「SMAP解散」報道に驚きの表情を見せた。

 13日、FIFA(国際サッカー連盟)年間表彰式に出席したスイスから成田空港に帰国。報道を伝え聞くと「えっ、そうなの!」と目を丸くした。紅白歌合戦にゲスト出演した際には共演したこともあるだけに「私も彼らをすごくリスペクトしている。芸能界の大御所ですし、1人1人のポテンシャルはあるので、個々での活躍もさらに楽しみだよね」と期待を寄せた。

 11日に行われた表彰式では、女子年間最優秀監督賞の最終候補3人に選出も、11年度以来2度目の授賞は逃した。だが、昨夏の女子W杯カナダ大会で主将として準優勝に貢献し、女子年間最優秀選手賞の最終候補3人に残ったMF宮間あや(30=岡山湯郷)と一緒に出席できたことを誇った。「監督は各国1人だが、選手は代表選手だけでも、その20~30倍はいる。その中のベスト3ですからすごいこと」とたたえた。

 すでに「16年は申(さる)年ですから、おれも去る」とリオデジャネイロ五輪後の“佐々木ジャパン解散”を示唆している指揮官。「なでしこの選手も(解散しても)活躍してもらわないとね。でも、その前にリオで金メダル。まずは五輪予選に突破しないと。スイスでは、朝早く起きてしまいますし、いろいろな構想をゆっくり練りました」。なでしこジャパンは2月29日開幕のリオ五輪アジア最終予選(大阪)に向け、今月18日の沖縄合宿から始動する。合宿参加メンバーは14日に発表される。