サッカー日本代表は29日、千葉県内でアジア杯(来年1月5日~2月1日・UAE)に向けた国内合宿4日目の練習を行った。

GK東口順昭(32=G大阪)は、練習から反応鋭いシュートストップを披露するなど、順調に調整が進んでいる様子だった。

「長い大会になる。試合が決まらないこともあると思う。PK戦の心づくりもしっかりしていきたい」。

アジア杯では04年中国大会から4大会連続で1度はPK戦に突入している。90分の勝利で勝ち進むことができればいいが、今大会でもPK戦までもつれ込む試合は十分に想定される。2大会ぶり5度目の優勝を狙う日本としても避けては通れないかもしれない。

優勝した04年中国大会では、準々決勝のヨルダン戦でGK川口能活が2本のスーパーセーブで絶体絶命のピンチを救った。同じく優勝した11年カタール大会でも、準決勝の韓国戦でGK川島永嗣が相手のPKを2本連続でストップした。PK戦でのGKの活躍が、そのままタイトルにつながった歴史がある。

もっとも、招集されたGK3人で不動の守護神といえる存在はまだいない。「最後の最後までアピール。誰が出ても、というところはある。それは森保監督が決めること。最後まで緊張感をもって、引き続きアピールしていきたい」と、気を引き締めていた。