ガンバ大阪FW宇佐美貴史(33)が約2カ月ぶりに復帰し、チームに変化をもたらした。
後半16分にFWデニス・ヒュメットに代わって途中出場。ピッチに立った直後から巧みなタッチで相手をかわし、自身が戻ってきたことを感じさせ、同20分にはFWイッサム・ジェバリのファインゴールをアシスト。「ああいう斜めのボールがもっと増えればと思っていて、いい速度で、いい質のボールを預けてあげることは思っていた。多くの選手がいた中で、ジェバリを選択した」と、技術と判断が伴ったプレーでゴールを生み出した。
2月7日にセレッソ大阪と戦った開幕戦でフル出場するも、左ハムストリングと左ヒラメ筋を肉離れ。15日のアジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)のバンコク・ユナイテッド戦でメンバーに入っていたものの出場はなく、離脱後に11対11に入ったのはこの日が初めてとなった。
それでも背番号7が出場すると、スムーズに動き出すようになった。「最初のタッチから『今日は(ボールを)失わずにいけそうだな』っていうのはあった。安心して(ボールを)つけてもらえればなと思っていた」という本人のイメージに合わせるように、信頼がチームメートの積極的な動きにつながり、3人目の動きで相手の陣形を崩す場面が増えた。イェンス・ビッシング監督も「プレッシャーの中でボールをしっかりさばける、保持できるのは彼の質の高さ。判断、タッチの質、違いを出せる選手」とあらためて宇佐美のクオリティーを評価した。
2カ月あまりの離脱明けで、ぶっつけ本番での出場ながらも得点に絡んだエースは「コンディションはまだまだ伸びしろを残した状態。なるべく早くフルの状態に持っていきたい」と、負傷期間中の穴を埋めるプレーを期待させる。今大会でのタイトルと、決勝に駒を進めたACL2の制覇へ、G大阪に頼りになる男が戻ってきた。【永田淳】



