日本サッカー協会(JFA)は7日、東京・文京区のJFAハウスで会見を行い、U-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)ポーランド大会(5月23日開幕)の日本代表メンバー21人を発表した。バルセロナの下部組織で育ち、J1首位を走るFC東京のMF久保建英(17)はメンバーから外れた。

久保はU-20W杯メンバーに名を連ねることが既定路線で本人も出場を熱望していたが「日本サッカー界の宝である選手たちを伸ばす環境づくり」を最優先したい森保一監督の意向を受け、日本協会が最上位カテゴリーであるA代表への引き上げを調整。6月開幕の南米選手権(ブラジル)の日本代表に初選出される見込みとなっている。久保は6月4日に18歳の誕生日を迎えるため、市川大祐(17歳322日)に次いで2位となる、A代表の年少出場記録を樹立することが確実な状況だ。

同時にこの世代の主力と目されたサンフレッチェ広島GK大迫、鹿島アントラーズMF安部も招集されなかった。久保も含め3人は、南米選手権でA代表に引き上げられるとみられる。