日本が2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。先発9人を入れ替えてきたイタリアと0-0で引き分け、勝ち点5(1勝2分け)で1次リーグB組を2位突破。影山監督が掲げる「ハーモニー」で、まずは03年以来の8強入りを目指す。欧州の強豪相手に、優位に立ったのは日本だった。立ち上がりは、FW田川(FC東京)を軸に果敢に相手ゴールに迫った。

影山監督は「あまり細かな戦術を指示しないようにしている」と話していた。集まる機会が少ないうえ、招集がかなわなかったMF久保ら、メンバーが直前まで不透明だったからだ。「彼らには個人の持ち味がある。大きな枠の中で自由にやらせて、それを思い切り出させてあげる」。大前提の約束事を提示して、その先は個人のアイデアに任せる-指揮官はこれを「ハーモニー」と表現した。

言葉通り、試合を重ねるごとに連係が良くなり、攻撃は厚みを増していった。それでも、勝ちに行って無得点に終わったことも事実。エースFW田川の負傷交代後、攻撃の威力が弱まった印象は否めない。8強入りをかけ、F組2位(未定)と対戦する6月4日の次戦までにどう立て直すか、影山監督の手腕が問われる。