「三銃士」が令和も森保ジャパンをけん引する。令和初の国際Aマッチ、5日のトリニダード・トバゴ戦に向けて日本代表は4日、試合会場の愛知・豊田スタジアムで最終調整。
MF南野拓実(24=ザルツブルク)は、MF久保建英(18=東京)ら初代表も加わった顔ぶれに「競争なんで」と定位置を譲るつもりはない。MF中島翔哉(24)、堂安律(20)と組む「三銃士」が、目指す22年ワールドカップ(W杯)カタール大会へのスタートを切る。
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端正な南野の顔が、より引き締まった。「W杯予選も始まるし競争なんで」。
令和初の国際Aマッチ。最大の注目はA代表に初招集されたMF久保と理解する。南野は「シュートとか、他と違う部分がある」とその才能を認める。その上で、昨年9月11日コスタリカ戦で初ゴールを決めるなど、森保ジャパン創生期から支えてきたプライドを隠さなかった。
最大の目標は3年後のW杯カタール大会。その舞台に向けて築いてきた立場を譲るつもりはない。「攻撃がすべてじゃないが、アピールするチャンス」。MF中島、堂安と「三銃士」と称される。代表で昭和最後のゴールを決めた前田治は平成最初のゴールも決めた。3月の国際親善試合ボリビア戦で平成最後の得点を奪い、同様に新元号初ゴールをうかがう中島は「楽しくサッカーをして勝ちたい」。堂安は「シュートの感覚は良くなってきた。毎試合狙っている」。三者三様だが思いはつながる。
南野に「安住」の思いはない。ザルツブルクの一員として優勝したオーストリア杯決勝はベンチスタートだった。「(先発を)外れる理由は全くないと思っている」。チームの主軸として、タイトルに貢献してきた自負。その思いはリーグ優勝を決めた試合後「リーグ戦の方が勝ち方が劇的だったし、うれしさはあるかな」という言葉に詰め込まれていた。
新しい顔ぶれとの楽しみも否めない。「初めてしゃべる選手もいるし、雰囲気は変わった感じがする。気負いすぎている感じもないし、うまく引き出して普段通りプレーしてくれれば」。新たな可能性を引き出す仕事も待つ。
日本にとって22年へのスタート、W杯アジア2次予選は9月に始まる。南野にとって未経験であこがれの舞台へ、常に全力でアピールしていく覚悟。南米選手権の日本代表には選出されず、南野にとっては国際親善試合の2試合が勝負。「2試合、勝って終わりたい」。森保ジャパンの柱、三銃士が出陣する。【実藤健一】

