日本(FIFAランキング26位)が南米の強豪ウルグアイ(同8位)に真っ向勝負を挑み、2-2の引き分けで勝ち点1を手にした。スタメン起用したMF三好康児(22=横浜F・マリノス)が、先制ゴールを含む2得点の活躍。2度追いつかれて勝ち切ることはできなかったが臆することなく戦い抜き、価値ある勝ち点1を手にした。

最後までチャレンジし続けた。森保一監督(50)は同点の後半38分、2得点の三好に代わり、この日は“ジョーカー”としてベンチスタートさせたレアル・マドリードMF久保建英(18)を投入。ピッチ間際から大きな声を張り上げると、手をたたいて指示を送り続け、決勝点を奪いに行く姿勢を示した。終了間際の相手の猛攻も、体を張った守備で耐え抜いた。

南米の地で強豪を苦しめた意義あるドロー。試合終了直後、森保一監督(50)は「選手たちが勝ちたいという気持ちをプレーに表してくれたと思います。よくハードワークをしてくれて、チャレンジしてくれて、勝てなかったのは残念ですけど、いい戦いをしてくれた」と、まずは奮闘した選手たちにねぎらいの言葉を贈った。これで1次リーグ突破に望みを残し、24日(日本時間25日)のエクアドル(同60位)に向かう。「1戦1戦持てるものを全て出し切って戦うということで、次の試合に勝ってグループリーグを突破できるようにしたい。選手たちが持てるポテンシャルを個々に100%出すということと、チームとして2戦目より3戦目、いい戦いができるようにしたい」。ここで満足はできない-。次戦で今大会初勝利と1次リーグ突破を狙うと、指揮官は力強く誓った。