悲願の金メダルへ、サッカー男子日本代表がMF久保建英(20=レアル・マドリード)の3戦連発で決勝トーナメントに進出した。31日の準々決勝(カシマ)で、B組2位のニュージーランドと対戦する。

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日本の守備の要が、ようやく戻ってきた。大会直前に左足首を負傷し、初戦から2試合続けてベンチ外だったDF冨安健洋(22=ボローニャ)が、1次リーグ最終戦で先発復帰した。

ここまで2戦4得点を挙げていたフランスの10番・FWジニャクに対し、球際で強靱(きょうじん)なフィジカルを発揮。仕事をさせなかった。

故障を感じさせないプレーでフル出場。「普段セリエAなので、世界的にもレベル高い環境でやらせてもらっている。自信持っていつも通りできれば」と話していた男が、言葉通りの安定した仕事を果たした。

53年ぶりのメダル獲得へ-。日本の最終ラインは右SB酒井、CBに吉田、冨安。A代表と同じ並びが、五輪本番で実現した。ここまでの2戦は代役としてDF板倉がCBを務めていた。そんな中、A代表でもレギュラーを務める冨安の復帰。森保監督も「チームにさらに厚みが出て、これからの戦いに生きると思う」とホッとした様子だった。「まずは金が目標なので、そこに向けてピッチで貢献できれば」と自国開催の五輪について話していた冨安を加え強固なDFラインで頂点を目指す。【栗田尚樹】