日本サッカー協会(JFA)は30日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のホーム、オーストラリア戦(10月12日、埼玉)で、新型コロナウイルスのワクチン接種者または国が指定した形で陰性証明をした人を対象とした5000枚のチケットを販売すると発表した。

段階的に日常生活の制限緩和に向け、政府が10月から始める「ワクチン・検査パッケージ」などの技術実証に協力する形。これまで通りの感染対策を続けた上で、現状のイベント人数制限の上限である1万人に加えて販売する。10月2日から、先着順での販売となる。

当日の入場条件は2回目のワクチン接種から2週間が経過していること、試合開始の72時間となる10月9日以降にPCR検査で陰性が証明されていることのいずれか。追加される5000枚のチケット購入者は、そうでない観客とは出入り口や売店、トイレなどもすべて別になる。

国の実証実験に参加することから、居住地などいくつかの条件を満たす場合は、国が提供するPCR検査を無料で受けることができる。