国際親善試合キリンチャレンジ杯ブラジル戦(6日、国立)の0-1の敗戦から一夜明けた7日、GK権田修一(33=清水)が取材対応した。

ブラジル戦にフル出場した権田は、浴びた18本のシュートを次々とセーブ。FWネイマール(パリ・サンジェルマン)の強烈なミドルシュートを横っ跳びではじくなど、王国を相手に踏ん張る守備陣の最後のとりでとして体を張った。

権田自身には満足感はなく「今回のブラジル戦は、ワールドカップ(W杯)をイメージして。初戦がドイツなので、初戦で強豪国と戦うことをイメージしていた。(本大会と仮定すると)勝ち点0だったことがすべて」と、本大会を想定したうえで厳しい結果になったとした。

PKによる失点のみに抑え、守備陣は地力の向上を示した。「今までの道筋は間違えていない」としつつ「W杯に出て、0-1で強豪国にも善戦しました、で日本サッカーが発展していくならそれでもいいが、目指しているベスト16の壁を突破すること。勝ち点1をとれないで試合を終えた。そこをまずは1番に見るべき」と語った。

ピッチで対峙(たいじ)したブラジル代表について「ピッチでずっとしゃべっている」と常に選手同士がコミュニケーションを取る姿が印象に残ったという。「彼らはどんな相手でも負けられないプライドがある。水を漏らさないポジショニングなど、ずっとやっていた」。強烈な個の力で華麗な個人技も見せる裏で、徹底された戦いがあった。

6万人を超える観衆が詰めかけた一戦だったが、ブラジルのユニホームを着て応援する日本人の姿も。試合前のウオーミングアップでも、日本代表よりブラジル代表の登場に大歓声が起きた。「みんな、ブラジルを見に来ていたんだなというのが悲しくて」と苦笑いを浮かべ、「まだまだ発展しないといけないなと、そこは昨日感じた。日本のホームでやるなら、みんなが日本を応援する文化を作っていかないといけないと思った。これだけは今日、話したかった」と、日本代表の1人としての思いを語った。