日本代表FW上田綺世(23)が得点へのこだわりを口にした。9日、キリン杯ガーナ戦(10日、ノエスタ)に向けてオンライン取材に対応。キリンチャレンジ杯のパラグアイ戦、ブラジル戦では出番がなかったが、「勝つために必要だと思う選手が出るのは当たり前。そこに至らなかっただけだなと思っています」と淡々と答えた。出場機会に備えての準備の重要性を口にした。

常にFWの仕事は得点と話す。この日も「FWが求められるのは得点というのは、だれでも一緒の本質。僕はそこを意識している。そこがなくなったら僕は価値がなくなる」とキッパリ。練習では東京オリンピック(五輪)でチームメートだったMF三笘、堂安と前線でコンビを組む場面もあった。「合わせるところ合わせて互いの特長を引き出しあえたら」とイメージを膨らませる。また、現在招集のFWでは182センチの上田が最長身で「そこを武器として出せたら」と意気込んだ。

ワールドカップ(W杯)まで半年を切り、メンバー争いも激しくなっている。だが「メンバー争いという感覚は僕にはあまりない。目の前の試合に勝つこと、自分に与えられたチャンスの中でチームのために貢献すること。自分がいつチャンスをもらえても、いいパフォーマンスが出来る準備を常に意識しています」と冷静だ。また、ステップアップを含めた自身の将来については「それは話せないですね」と話すにとどめた。