日本代表の森保一監督(53)が16日に取材対応し、スペインリーグのレアル・ソシエダードで開幕戦でゴールを決めたMF久保建英(21)を高く評価した。

今季レアル・マドリードから完全移籍し、開幕節でスタメン、そして決勝点と好スタートを切った久保。指揮官は「すばらしかった」と話し「ゴールに向かっていく姿勢が得点という結果に表れてよかった。本人も結果を意識していたと思う」と語った。

球際で倒されて反則ともとれそうなところが流されたり、ボールロストも複数回あった。ただ、ボールが集まることはチームメートからの信頼とも取れる。森保監督は「完璧にロストをなくす、デュエルのレベルアップも意識してほしいとは思うが、なによりも特徴は攻撃のよさを発揮すること。今回のように得点する、決めさせるところで顔を出し、関わる意識を持つことで(結果が)生まれてきている」と、久保が持ち味を出したことを評価した。

またここから継続して結果や高いパフォーマンスを続けていくことがもっとも大切になるとも語り「成長のためになにが必要なのかを整理できている選手。相手やチーム状況でいろんな彼に期待するタスクも変わる。チームのために順応するところを見せてほしい」と期待を寄せた。