米国戦では途中出場していた日本代表MF堂安律(24=フライブルク)が、今回は先発し、後半38分まで右MFでプレーした。

「やはり途中から出る試合が最近多かったので、そういう意味では、途中で(三笘)薫君と僕が出た時はかなりスペースがあったので、もっと、より大胆というか機動力を出してプレーできたが、今回はどちらかというと、スペースがなかったので細かいプレーになることが多かった」

後半34分、決定機が訪れた。鎌田を起点に、前線でくさびに入った上田からのボールを左足でシュートするが、相手GKに阻まれた。「まだまだ攻撃の改善点はあった」と振り返るが、結果には「チャンスはあったし、決してネガティブな試合ではなかった。後半はかなり対応できた」と前向きだ。

強度の高いプレーで守備にも貢献し、一定の成果は得られた表情だった。特に後半20分、自陣ゴールライン際まで守備に戻り、体を投げだして相手の攻撃を阻止した。「守備はいい強度でできたが、こういったところで強さを出せれば」と手応えをつかんだ。