日本代表DF伊藤洋輝(23=シュツットガルト)が22年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会での悔しさをバネに代表の中心選手へと飛躍を遂げる。

21日、千葉市内で合宿2日目の練習を行った。練習後に取材に応じた伊藤は「ワールドカップに行って悔しい思いをした選手が、その悔しさを持ったまま、どれだけ次の大会を意識できるか。それが自分の成長につながる」と「悔しい」という言葉を何度も繰り返した。

現在、所属のシュツットガルトはブンデスリーガ最下位に沈む。「クラブでも残留争いで厳しい状況ですけど、その中で自分が何ができるのかというのが大事」という伊藤は、1-2で敗れた4日のバイエルン・ミュンヘン戦を振り返った。

「最終的に個でどれだけ守れるか。バイエルンのセンターバックを見ても、あれだけ(自分たちが)押し込んだ状況の中でマンツーマンでボールを奪いきる、失点しない。そういうところは自分がトップトップに行くために必要になる部分。そういうところを意識してやっていきたい」と、日々対戦する世界最高クラブのDF陣から刺激を受けている様子だった。