日本代表(FIFAランキング17位)がインドネシア(同146位)に3-1と快勝した。FW上田綺世が2点を挙げる大活躍。3連勝のイラクに続くD組2位で決勝トーナメント(16強)進出を決めた。次はヨルダン、韓国が控えるE組1位チームと対戦する。

ともに1勝1敗、勝ち点3のチーム同士の対戦。開始早々、日本にチャンスが巡ってきた。FW上田綺世が背後から倒され、VARでPK判定となった。前半6分、このPKを上田が冷静にゴール右隅へ決めて幸先良く先制した。

前半35分、追加点のチャンスが訪れた。右サイドバックで先発した毎熊晟矢がMF久保建英とのワンツーでペナルティーエリア右に抜け出し、中央へ折り返し。ゴール前でフリーのMF中村敬斗が右足でシュートしたが、左ポストに阻まれた。

守っては右から毎熊、冨安健洋、町田浩樹、中山雄太の組み合わせで、高い位置にラインを設定。1ボランチの遠藤航を含めたコンパクトな陣形で、敵陣でボールを刈り、攻撃につなげた。

前半の終了間際にはMF旗手怜央が敵陣までドリブルで持ち込み、左サイドへ開いた上田へ縦パス。ただ足元にボールが入りすぎ、もたついてシュートまで持ち込めず。0-0で前半を終えた。

待望の追加点が生まれた。後半7分、MF堂安律が左サイドの中村へパスを出すと、その大外から回って縦パスを受け直し、左サイドからゴール前へグラウンダーのクロスを送る。これをファーサイドでフリーとなった上田が右足で押し込み2-0。上田は国際Aマッチ通算10得点とした。

日本はその後も堂安が絶好機を迎えるなど、多くのチャンスはあった。後半24分に中村、旗手を下げてMF南野拓実、FW前田大然を投入した。フレッシュで前に速い選手の活用で3点目を狙いにかかった。

後半37分には久保、冨安を下げて、MF佐野海舟、渡辺剛をピッチに送り出した。

後半42分、終盤から出場したMF伊東純也の折り返しから上田が右足で強烈なシュート。相手選手に当たり入った。記録はオウンゴールだったが、ほとんど上田のゴールだった。

アディショナルタイムの後半46分、ロングスローからゴール前のこぼれ球を押し込まれ日本は失点。ここまで好プレーを見せていたGK鈴木彩艶は完封勝利を逃した。それでも危なげなく勝利した。

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