なでしこが勝った。東京に続く2大会連続6度目の五輪出場をつかみ取った。女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング8位)が、負けたら終わりのパリ五輪切符をかけた決戦で、北朝鮮(同9位)を2-1で破った。
第1戦でシュート3本の無得点だった攻撃陣が、第2戦は12本で2得点した。MF藤野あおば(日テレ東京V)は後半32分「プロになって初めて」というヘディング弾。MF清家へのクロスと感じていたが「自分で決めたい」とエゴを出し“横取り”した。「チームを勝たせる選手になる上でゴールは必要だったので」と大一番で言い切った。
初戦は4バック。両ウイングがサイドに張ったことで、選手間の距離が遠くなっていた。この日は課題解決のため昨夏W杯で機能した3バックに戻し、選手間の距離を修正。同陣形で臨んだ女子W杯ザンビア戦の映像を見て「立ち位置を思い出しイメージしていた」と藤野は振り返っていた。
中3日だったが、自慢の適応力。一方、パリでメダルを獲得するには、まだまだ課題があることも分かっている。20歳は「もっと個ではがさないと。ゴール前の連係も含めて練習していきたい」と通過点にした。

