明治安田J1リーグで首位に立つFC町田ゼルビアGK谷晃生(23)が24日、日本代表への復帰を果たした。

日本サッカー協会がワールドカップ(W杯)アジア2次予選(6日ミャンマー戦、11日シリア戦)に臨む26選手を発表し、谷が昨年3月以来の森保ジャパン入りとなった。町田市内のクラブ施設でメディア取材に応じ、「選出されてすごくうれしい。責任感を持ってやらないといけないと気持ちが引き締まった」と笑顔で喜びを語った。

好調のチームにあって最後方から安心感をもたらしている。守備範囲が広い上にセーブ、キック、コーチングとどれを取っても一級品。辛口で鳴らす黒田監督も「日本で一番いいキーパーだと思う。練習に取り組む姿勢、人間性も素晴らしい。彼のプレーには何のストレスも感じない」と全幅の信頼を寄せる。その指揮官からも「おめでとう」と声を掛けられた。

町田在籍の選手が日本代表入りするのは初めてだ。谷は「名誉なこと。今のチームの結果があって、その恩恵を受けている。僕のパフォーマンスもチームの影響があってのものです」。町田に加わりまだ5カ月だが、無失点にこだわるチームの哲学が浸透。自身のプレーをより高めていると説明する。

「ほかのチームと比較しても、より洗練されている。守備へのこだわりが強く、より責任あるプレーが求められる。プレーの選択、判断の質が上がってきている」と自身の成長を実感している。

代表から外れていたこの1年も、森保ジャパンの試合は意識して見ていた。大迫敬介(広島)や鈴木彩艶(シントトロイデン)のプレーもチェック。「いい競争が生まれている。自分も負けていられないし、そういう競争に加わっていきたいなと思いました。選ばれて楽しみです」。

J1昇格1年目で鉄壁の守備をベースに首位に立つチームにあって、谷は15試合中14試合にプレーと不動の守護神となっている。ゼルビアの谷から日本代表の谷へと存在感を強めそうな勢いだ。