リオデジャネイロ五輪出場を決めたU-23(23歳以下)日本代表のMF大島僚太(23)、MF原川力(22)、DF奈良竜樹(22)が2日、川崎市・麻生区で行われた川崎Fのチーム練習に合流した。

 新加入の原川と奈良は、ミニゲームで主力組に入り、ベテランFW大久保、MF中村からさっそくアドバイスを受けた。

 奈良は「後ろから組み立てを求められる時代の中で、そこを成長させるために1番いいクラブだと思った」と移籍を決めた理由を明かす。中村からは「まず前を見ろ」と教えられ「当たり前といえば当たり前だけど、そこを今までのどのチームより意識させられる。みんなが見ている同じ絵を見えるように練習したい」と意欲を見せた。

 五輪最終予選で五輪切符を決める劇的ミドル弾を放った原川は、恩師や友人らから100通以上の祝福メールを受けたという。「成長することで恩返しにつながるとあらためて感じた」と振り返る。新天地での一歩を踏み出し「ボールをたくさん触ることから始めて、焦らず溶け込めたら」と話した。大島は今季から川崎Fの背番号「10」を背負う。歴代、外国人ストライカーが付けており日本人選手初のエース番号だ。チームメートからの推薦もあった中での背番号に「だれもが認めてくれるようなプレーをしなくてはいけない」と責任感を口にしていた。