Ｊリーグ王者として開催国枠で初出場の鹿島が、南米代表ナシオナル・メデジン（コロンビア）に３－０で勝ち、アジア勢初の決勝進出を決めた。今大会から導入されたビデオ判定で獲得したＰＫを前半３３分にＦＷ土居聖真（２４）が決めて先制すると、後半にはＭＦ遠藤康（２８）とＦＷ鈴木優磨（２０）が加点。アジア勢が南米、欧州の代表に勝利したのは１４戦目で初の快挙。１８日の決勝では、今日１５日に行われる欧州代表Ｒマドリード（スペイン）－北中米カリブ海代表クラブ・アメリカ（メキシコ）の勝者と対戦する。

　鹿島の番狂わせの勝利に世界中のメディアも反応した。Ｒマドリードに関する記事が多いスペイン紙マルカは「鹿島がナシオナルを凍らせた」との見出しで報じた。ＵＡＥのメディアは「鹿島が衝撃を与えた」とし、ロシアのＣＴスポーツは「鹿島がナシオナルを相手に番狂わせを起こした」。米スポーツ専門局ＥＳＰＮは「ナシオナルはビデオ判定に打ち砕かれた」とし、ビデオ判定が失点につながったことを伝えた。