クラブW杯決勝(18日午後7時30分、日産ス)にアジア勢として初進出した開催国代表の鹿島が17日、横浜市内で最終調整し、主将のMF小笠原満男(37)が番狂わせを誓った。

 「銀河系軍団」と呼ばれる欧州代表Rマドリード(スペイン)戦へ「素晴らしいチームなのは間違いない。すべての面で上回れないと勝てない」と客観的に話した。ただ、すぐに「勝ちたい。勝ちにいく。そういうチームなので」と付け加え、国内最多18冠クラブとして勝利にこだわる姿勢を示した。

 4度目のバロンドールに輝いた相手のエースFWクリスティアノ・ロナルド(31)とは11年ぶりの対戦になる。05年、小笠原は同期のGK曽ケ端準(37)とともにマンチェスターU(イングランド)との国際親善試合に先発。当時ロナルドが所属していた世界的クラブに2-1で勝った。今回は公式戦でチームも異なるが、再び世界を驚かせる。