フジテレビは25日、同局とスカパー! JSATが、3月15日からJリーグ・ルヴァン杯を全試合、放送することが決定したと発表した。

 CS放送フジテレビONE/TWO/NEXTとスカパー! で、準決勝までの全試合を生中継を中心に放送し、決勝は地上波のフジテレビ系全国ネットで生中継する。

 Jリーグは16年7月に、英動画配信大手パフォーム・グループと、17年から10年で約2100億円の大型契約を結び、パフォーム・グループが提供するスポーツのライブストリーミング(動画視聴)サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」内でJ1、J2、J3の全試合が生中継されることが決定した。

 そのため、07年からオフィシャルブロードキャスティングパートナーとしてJ1、2全試合を生中継してきたスカパー! は、16年12月15日にJリーグの放送から撤退すると発表した。パフォーム・グループから放送権の再許諾を受けて放送する、サブライセンスを目指して交渉したが、成立しなかったとみられる。一方で、Jリーグの放送から撤退すると発表した段階で、17年の天皇杯の放送は継続すると発表していた。

 よって今季は、Jリーグは「DAZN(ダ・ゾーン)」と地上波とBSの放送権契約を更新したNHKで、ルヴァン杯はフジテレビとスカパー! 、天皇杯はNHKとスカパー!で試聴可能となっている。