ガンバ大阪の日本代表MF井手口陽介(20)が明日21日の天皇杯2回戦ヴェルスパ大分戦(吹田S)に先発し、戦列復帰することが濃厚になった。19日は大阪・吹田市内でチーム練習に合流し、フルメニューをこなした。日本代表で初先発した13日のW杯アジア最終予選イラク戦で負傷退場し、脳振とうと診断された。代表本隊から1日遅れて15日に帰国。日本協会の規定で17日のJリーグ神戸戦を欠場したが、長谷川監督は「今日からコンタクトのあるトレーニングも大丈夫」と説明。井手口も「大丈夫。結構休んだんで、すぐにプレーしたい」と力を込めた。

 この日の紅白戦では、出場すればトップデビューとなるMF市丸とボランチを組んだという。コンビで試合となれば、中学生だったG大阪のアカデミー時代以来だが「ずっと一緒にやっているので問題ない。(日本代表で)少しはタフになった」と自信を見せた。【中島万季】