J3長野パルセイロから新加入のジュビロ磐田GK三浦龍輝(25)が、今日21日の天皇杯2回戦・ホンダFC戦で移籍後初先発する。20日、会場となる磐田市内のヤマハスタジアムで約2時間の調整。名波浩監督(44)から事前に先発を伝えられていた三浦は「J1チームで先発することが1つの目標だった。準備してきたことを出すだけです」と、待ちに待った一戦へ意気込んだ。

 対するホンダは、07年にJリーグ勢を3連破して8強に進出。昨年もJ2の岐阜と松本、J3盛岡を破って16強入りと過去に何度も「下克上」を果たしてきた。三浦は「格上を倒しているイメージが強い」と警戒しながらも「無失点を大前提に、攻撃の組み立ての部分でも起点になりたい」と頼もしい言葉を並べる。

 日本サッカーリーグ時代には「天竜川決戦」と呼ばれたライバル同士の直接対決は、92年JFL以来25年ぶり。三浦が攻守でチームに勝利を呼び込む。【前田和哉】