北海道コンサドーレ札幌はいわわきFC(福島)に2-5で敗れ、12年以来5大会ぶりの初戦敗退となった。リーグ戦も5連敗中。5月31日ルヴァン杯柏レイソル戦以来21日ぶりの公式戦白星を狙ったが、5カテゴリー下の相手にまさかの黒星を喫した。

 雨中の死闘を制すことはできなかった。後半31分、ゴール前へのロングボールに守備陣の連係が乱れオウンゴールで失点。同45分にFWヘイスのゴールで追い付くも、3分後に再び失点した。直後に再びヘイスのゴールで追い付き延長戦に入ったが、同前半8分にPKで、同後半10分には右サイドを崩され4点目、終了直前に5点目を献上した。

 リーグ戦は5月14日ガンバ大阪戦から5連敗中。格下相手とはいえ、J1クラブとして、しっかり勝つことに意義があった。FWヘイスが3月15日のルヴァン杯ジュビロ磐田戦以来3カ月ぶりに公式戦に出場、MF田中も4月26日のルヴァン杯大宮アルディージャ戦(札幌ドーム)で左太もも裏を負傷して以来、約2カ月ぶりに先発出場した。

 復帰組を起用し、25日柏戦に向けた下準備をするはずが、福島県リーグの相手に痛い黒星。今日22日のオフを挟み23、24日の練習で再びメンバーを見極め、トンネルからの脱出を図る。

 延長戦での敗戦となった四方田監督の話 選手は2度追いつく強い気持ちを示してくれたが、延長戦に入り、こぼれ球を拾えず。攻めてもカウンターで失点してしまった。ここからというところのパワーが少し残っていなかった。この敗戦を重く受け止め、次に生かさないと意味がない。