ホームのガンバ大阪はドローに終わり、オランダ1部フローニンゲンに期限付き移籍するMF堂安律(19)を最高の形で送り出すことはできなかった。

 前半14分。MF堂安がドリブルでペナルティーエリアに進入し、放ったシュートのこぼれ球をMF倉田秋(28)が狙ったが、相手GKに阻まれた。

 前半43分には、またもドリブルでペナルティーエリアに進入した堂安が、相手DFを引きつけながら倉田にパスを供給。倉田は右足を振り抜いたが、枠をとらえることはできなかった。

 チームは後半7分に失点するも、後半23分にFW長沢駿(28)が頭で押し込みドローに持ち込んだ。

 海外に挑戦する後輩への餞別(せんべつ)ゴールは決められず、チームは4位に沈んだ。「(堂安を)いい形で送り出したい気持ちがあったけど、残念」と倉田。「ガンバの(試合)結果を見ると思うので、頑張りたい」とオランダまで届くような活躍を誓った。