Jリーグの村井満チェアマンが27日、東京・JFAハウスで会見し、役員の退任を発表した。

 Jリーグのナンバー3、中西大介常務理事(51)が「パワーハラスメントおよびセクシュアル・ハラスメント」が認められたことから、辞任の申し出があり、これを受理したという。

 村井チェアマンは「Jリーグの女性職員に対して高頻度で業務に関係ない電話をかけたり、好意を抱いていることがうかがえるような内容のメールを送信して、映画、美術館、コンサート、食事等への誘いを行い、多数回実現させました。執務時間中の職場内において、執務時間外の職場外において、一般的な女性感情の基準において、不快感を持たれるような行為を行った」と調査結果を説明した。

 村井チェアマンは「あってはならないこと。私自身、一部報酬の返納を申し出ました。Jクラブに模範を示すJリーグが社内のマネジメントにおいて、大変申し訳ない行為を行ってしまったこと、ファン・サポーター、クラブなど関係者のみなさんに大変申し訳ないことをした」とわびて、頭を下げた。