鹿島アントラーズは21日、茨城・鹿嶋市内で順天堂大と練習試合(45分×2本)を行い、7月2日のアウェー柏レイソル戦で左手親指を脱臼した韓国代表GKクォン・スンテ(32)が約1カ月半ぶりに実戦復帰した。

 後半途中まで出場し、危なげないプレーを披露。26日の敵地セレッソ大阪戦(ヤンマー)でベンチ入りする可能性も出てきた。

 だが、19日の清水エスパルス戦(2○0)の控え組メンバーでの試合は、0-0と低調な内容に終わった。相手に決定的な場面を与える場面もあった。しかも、FW安部裕葵(18)が右かかと、DF小田逸稀(19)が右膝を痛めるアクシデントも発生。安部は先月29日のヴァンフォーレ甲府戦でリーグ初ゴールを決めるなど好調だっただけに「痛い。ダメっす」と悔しい表情。歩くことも困難なまま、スタッフの車に乗り込んだ。