J1横浜F・マリノスは25日、横浜市内で1時間余りの全体練習を行った。

 紅白戦形式の練習では、主力組の1トップをFW富樫敬真(24)が務めた。26日の次節FC東京戦では、4戦ぶりの先発出場が濃厚だ。前節ヴィッセル神戸戦まで3戦連続で1トップとして先発していた、FWウーゴ・ヴィエイラとの入れ替えが予想される。富樫は「だいぶ体は動いている」と、誕生月でもある8月最後の試合に意気込んだ。

 6月4日の川崎フロンターレ戦を最後に9試合、3カ月近く遠ざかっているゴールについても「感覚的にも良くなっているし、取れる状態にはなっている。活躍して当たり前の年代になってきたので、中心になってやるつもりでプレーしたい」と、予感と使命感のような自覚が芽生え始めている様子だ。また「自分が相手DFを引きつけて、フリーになる選手が出てくれば、そこからも得点が狙える」と、チャンスメークにも意欲的。「(FC東京は)タレントぞろいのチームだけど、優勝を狙うには落とせない試合」と、J1最多得点の大久保嘉人、前田遼一、ピーター・ウタカをそろえるFC東京FW陣にも、対抗心をのぞかせていた。