アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝で浦和レッズに痛恨の逆転負けを喫した川崎フロンターレが14日、神奈川・川崎市内で16日の清水戦に向け調整を行った。前半38分にレッドカードで一発退場になったDF車屋紳太郎(25)は、リカバリー(回復)組ではなく、サブ組と練習に参加し「切り替えてやるだけ。ただそれだけです」と話した。

 主将のFW小林悠(29)は浴室で車屋から「すみませんでした」と言われ「別にお前が謝ることではない。ピッチの上でみんなで取り返していこう」と言葉をかけたという。小林は「責任を感じている部分はあると思う。みんなでサポートしていきたいし。これでチームが連敗するのが1番良くない。日程的にキツイですけど、しっかり一丸で戦えれば」と決意を口にした。

 リーグ、ルヴァン杯、天皇杯とまだタイトルのチャンスを残している。小林は「今はすごく悔しいですけど、他のタイトルのかかった試合に力を注げる」と前を向いた。