川崎フロンターレのDF奈良竜樹(24)が、神戸FWポドルスキ(32)を警戒した。

 チームは22日、神奈川・川崎市内で23日のアウェー神戸戦に向け調整。奈良は、9月に入りリーグ、ルヴァン杯、天皇杯、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)とフル稼働し、神戸戦も先発が濃厚だ。

 ポドルスキに対し「下りて組み立てて最後は前に入っていく。イメージは(大久保)嘉人さんみたい」と分析し「ゴール前でスペースを与えると、距離が遠くても一発がある」と細心の注意を払う覚悟を口にした。ただ、神戸の前線にはFW渡辺、田中ら決定力のある日本人選手もいることを挙げ「ポドルスキ選手ばかりに集中しすぎても、他の選手が裏を狙ってくる。チームとして1つ1つ抑えていくことを継続しないと」と冷静だった。

 奈良と最終ラインでコンビを組む谷口彰悟は、20日の天皇杯は出場せず「フレッシュな状態で臨める」と充電十分な様子だった。5連戦となる相方・奈良に「カバリングで助けができれば」と援護を約束し「ポドルスキ選手の位置を確認しながら、いつも通り、危ない芽を摘んでいくことをぶらさないでやっていきたい」と話した。