J1リーグ戦3連敗と大失速のセレッソ大阪が、ルヴァン杯の大阪ダービーから再浮上を図る。チームはガンバ大阪とのダービーとなるルヴァン杯準決勝第1戦(4日、ヤンマースタジアム長居)に向けて3日、大阪・舞洲で調整した。リーグ戦はここ3試合計10失点と守備が崩壊し、3連敗で勝ち点13差の首位鹿島アントラーズを逆転することは絶望的な状況。クラブ悲願の初タイトル獲得へ、ルヴァン杯は譲れない。

 カップ戦では12年ぶりの大阪ダービー。尹晶煥監督(44)は「サポーターのみなさんの期待に応えたい。もう1回(強い姿を)見せてやろうという気持ちでやっている」と力をこめた。

 ルヴァン杯はここまで10試合で8試合の完封を含む6失点と守りが安定。ホームでの初戦はまず、アウェーゴールとなる失点を抑えることが大事となる。指揮官は「必死に食い下がっていかないといけない」と鼓舞した。