PK戦を制したヴィッセル神戸が、17大会ぶりにベスト4に進出した。

 後半18分に失点したが、同ロスタイムにFWルーカス・ポドルスキのグラウンダーパスをFWハーフナー・マイクが左ヒールで流し込み、同点に追いついた。延長戦でも勝負がつかずに突入したPK戦では、GKキム・スンギュが1本止めて、王者鹿島アントラーズを破った。

 選手登録の関係でこの日が天皇杯初出場となったポドルスキは右足を痛めていたが、同点弾をアシスト。吉田孝行監督は「延長戦に入り、もう走れない、立てないと言っていたが、よくプレーしてくれた」と手放しでたたえた。