レノファ山口FCがアウェーで町田ゼルビアに完封勝ちし、11日にツエーゲン金沢に大敗したロアッソ熊本を得失点差でかわし、降格圏を脱して20位に浮上した。

 先制したのはアウェーの山口だった。前半31分、右サイド深くに進入したMF小塚和季(23)の鋭いクロスボールにDF星雄次(25)が跳び込み、左足でゴール右上にたたき込んだ。6月25日のロアッソ熊本戦以来、約5カ月ぶりの今季3点目を決めた星に、選手が駆け寄り、歓喜の輪が出来た。

 町田は後半、今季10得点のエースFW中島裕希(33)を軸に猛攻を仕掛けたが、ゴールを割ることが出来なかった。この日の敗戦で、ホームでは7月16日の水戸ホーリーホック戦以降4分け5敗、リーグ戦も9月2日のロアッソ熊本戦以降、7分け3敗。鬼門となってしまったホームで、最終戦も飾ることは出来なかった。

 山口は19日の最終節はホームで愛媛FCと、町田はアウェーでJ2優勝の湘南ベルマーレと対戦する。