仙台大MF山田満夫(4年)がJ2松本山雅FCから正式オファーを受けたことが16日、分かった。山田は加入に前向きで、近日中に仮契約を結ぶ見通し。13年に松本に加入後、14年に仙台大に進学しており、うれしい復帰となる。

 昨季から仙台に2年連続で特別指定を受けており、実力は折り紙付きだ。仙台大では副主将で、ボランチとして活躍。松本の強化担当者は、ゲームメークの能力は「大学の中でも相当高いレベルにいる」と指摘した。ハードワークやインターセプト、統率力も高評価し、来季の開幕スタメン争いに加わることを期待した。「大学4年間で非常に成長したと思います」と言った。

 仙台大は、12年に加入した仙台MF奥埜博亮(28)以降、7年連続でJリーガーを輩出したことになる。来月13日から開幕する全日本大学サッカー選手権大会には、東北の第1代表として17年連続34回目の出場を決めている。山田は「育ててもらった仙台大では最後の大会。監督、コーチ、トレーナー、仲間のために、優勝を目指して頑張りたい」。手みやげを持って、松本に凱旋(がいせん)してみせる。