セレッソ大阪の日本代表FW杉本が2発で悲願の得点王に大前進した。前半41分に頭で同点弾、後半42分にも左足でダメ押し弾を決めて、3-1でヴィッセル神戸とのホーム最終戦を逆転勝利で飾った。今季通算22得点とし初の得点ランク単独トップに立った。

 29日の代表発表を前に視察した日本代表ハリルホジッチ監督は「1点目は素晴らしかった。ペナルティーエリアの中では本当におもしろい選手だ」と称賛した。1点目は松田の右クロスにDFの頭上から頭でたたきつけた。後半にも左足で直接合わせた。20得点で並んでいた浦和興梠、19得点の川崎F小林は1試合多く残すとはいえ、ここにきての単独トップは優位だ。杉本は「もちろん取りたいし、狙いたい」。5連勝に導き3位以上が確定で来季のACLプレーオフ出場権を得た。「うれしい。そっちの方が大事。3位(以上)を決めたかった」とエースは喜んだ。