鹿島アントラーズは1日、リラックスしたムードで約1時間半調整した。連覇に王手をかけているが、気負いは感じられない。ミーティングで大岩監督は「優勝」という言葉を口にしなかったという。「大一番でもあるし、数ある中の1試合という考えもある。いつも通り、勝利を目指して最後の最後までやる」と静かに話した。

 最終節の相手はリーグ最少失点の堅守を誇るジュビロ磐田。勝てば優勝が決まっていた前節の柏レイソル戦はスコアレスドローに終わっただけに、攻撃の鍵を握るMF土居は「前線の選手がこじ開けなければいけない壁」とゴールを誓った。守備の要のDF昌子は「1年間の集大成を出したい」と力を込めた。