功労選手賞は、J1清水エスパルスなどで活躍し、16年に引退した元日本代表DF市川大祐氏(37)と、横浜F・マリノスなどで活躍し、16年にギラヴァンツ北九州で引退したFW大島秀夫氏(37)が受賞した。

 市川氏は、清水の下部組織に在籍した97年12月14日の天皇杯2回戦・福島FC戦で後半40分に出場(3-0勝利)。当時は清水工業高(現静岡県立科学技術高)2年だった。翌98年3月21日のJリーグ開幕戦・コンサドーレ札幌戦で先発した(4-1勝利)。11年にヴァンフォーレ甲府、12年にJ2水戸ホーリーホックに移籍し、13年には当時JFLの藤枝MYFCに移籍。同クラブがJ3に昇格した14年が、Jリーグでの最後のシーズンとなった。その後、15年に四国リーグのFC今治、16年にはJFLのヴァンラーレ八戸でプレーし、引退。総出場試合数511試合(基準は500試合)、リーグ戦、リーグ杯、天皇杯の出場試合数475試合(基準は400試合)と、いずれも基準を満たしている。現在は清水の普及部スタッフを務めている。

 大島氏は98年に横浜フリューゲルスに入団。翌99年に京都サンガ、01年にJ2モンテディオ山形と渡り歩き、山形での活躍で注目されて翌05年にJ1横浜F・マリノスに移籍。09年にアルビレックス新潟、11年にJ2ジェフユナイテッド千葉、12年にはJ1コンサドーレ札幌に移籍。翌13年に加入したJ2ギラヴァンツ北九州で、16年に現役を引退した。総出場試合数は581試合、リーグ戦、リーグ杯、天皇杯の出場試合数573試合と、いずれも基準を満たしている。高い打点のヘッドとゴール前の嗅覚に秀で、全盛期はJリーグを代表するストライカーの1人だった。現在は横浜のジュニアユース追浜アシスタントコーチを務めている。