「野人」が戦力補強に動き出した。

 J3ガイナーレ鳥取のGM岡野雅行氏(45)が、ブラジル人選手獲得へ向けて「野人とフェルのツートッププロジェクト」を始動させた。17年シーズンは最下位に終わり、18年シーズンに巻き返しを期すべくガンバ大阪などで活躍したフェルナンジーニョが2年ぶりに鳥取に復帰。さらなる選手獲得のためには、資金が必要となる。カニの水揚げ量日本一を誇る境港とコラボし、寄付額に応じて鳥取の名産品を直送する。

 もともとは14年に動き出したプロジェクトだ。資金を集めるべく、岡野GMが鳥取県内を奔走。境港に立ち寄った際、漁師の人々から「カネならないけどカニならある」と言われたことがスタートだった。

 今回の企画は、厚みを増してブロンズ(1万800円)、シルバー(3万2400円)、ゴールド(10万8000円)、プラチナ(54万円)の4コース。岡野GMは「名産品はびっくりするくらいいいものです。皆さんの力を貸してください」と呼びかけた。