J2ロアッソ熊本の渋谷洋樹新監督(51)が25日、熊本市内で記者会見し、今季21位に沈んだチームの再建へ「託されたと思っている。結果を見せて震災(熊本地震)で傷を負った方に勇気を与えたい」と意気込んだ。

 渋谷氏は来季J2に降格する大宮アルディージャを2016年のJ1で年間5位に導いたが、今年5月に成績不振で解任された。「自分自身の悔しさもある。現場に立てることに感謝して全力を尽くす」と巻き返しを期した。

 J1サンフレッチェ広島社長を退任し、来年1月1日付で熊本のゼネラルマネジャーに就く織田秀和氏(56)は「渋谷監督に自信を持ってお任せできる編成にしたい」と話した。