日本代表に定着したG大阪MF井手口陽介(21)が4日、大阪・吹田市内でイングランド2部リーズへの移籍会見を行った。英国の労働許可書の問題で、まずはスペイン2部クルトゥラル・レオネサへ期限付き移籍する。以下、一問一答。

 井手口 僕自身9年間、G大阪にお世話になった。このチームに入ってなかったら絶対に今はない。感謝の気持ちはあるし、ずっとG大阪でプレーして、チームを勝たせる選手になって、タイトルをいっぱい取りたかったけど、さらなる成長を求めて、挑戦したい気持ちがあったので移籍することに決めた。すごく寂しいけど『あいつ向こうにいって良かったな』と思ってもらえるよう1日1日を大事にしてしっかり活躍できるように頑張りたい。

 -どんなプレーをしたいか

 井手口 自分の持ち味は球際や守備のところだと思うので、自分の長所のプレーがどれだけ通用するか楽しみ。

 -海外移籍を考えたきっかけ

 井手口 きっかけは日本代表戦でのブラジル戦とベルギー戦。世界のトップ選手とやって実力の差をつきつけられたので、自分もすごく悔しい思いをした。その差を縮められるかがこれからサッカーする上で大事だと思ったので、少しでも早く海外に行きたい気持ちが出てきた。

 -英国と期限付き移籍するスペインの印象

 井手口 英国なら激しいプレーする印象で、スペインならどのチームも技術がしっかりしているしレベルの高いチームがある印象。

 -W杯が半年後で移籍はリスクもあるが、どういう思いで

 井手口 W杯があるというのはよく言われる。自分はもちろん(W杯に)行きたいけど、そういうのは何も(考え)ない状態で自分の思ったままに行けたら一番いいと思って決めた。