フィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)グループが、サッカーJリーグ1部の湘南ベルマーレ(神奈川県平塚市)に出資し傘下に収めることが3日、関係者の話で分かった。ライザップが得意とする市場拡大戦略の手法を活用し、サービスの質や集客力の向上を図る。

 湘南ベルマーレに33%出資する筆頭株主の三栄建築設計と連携し、出資の枠組みを固めるとみられる。出資の方法などの詳細は不明。

 ライザップは、相次ぐ企業買収で事業の多角化を進めている。サッカークラブへの経営の参画を通じ、本業のフィットネスクラブ事業との相乗効果を狙う。

 湘南は昨年のJ2で優勝し、今季は2年ぶりにJ1に復帰した。長期的な経営基盤の安定と強化を目的に、三栄建築設計が2016年から筆頭株主になった。